1. HOME
  2. BLOG
  3. 会社紹介
  4. 明治から受け継がれる沖物産の歩み
BLOG

ブログ

会社紹介

明治から受け継がれる沖物産の歩み

海運業から総合食品企業へ。変化の時代を乗り越えてきた歴史

こんにちは、沖物産です。現在は商事、直販、食品加工、冷凍・製氷、養殖餌販売などを展開する総合食品企業ですが、沖物産の歩みは、明治初期、淡路島の海産物問屋から始まりました。

創業から150年以上、食と暮らしを支えてきた弊社の歩みをご紹介します。

 

明治初期、海産物問屋として創業

創業当初、水産物を集荷・販売し、地域の水産業とともに歩んで参りました。

「地域の食材を集め、必要とする人へ届ける」という役割は、現在にも受け継がれています。

 

1942年 沖海運株式会社の設立

1942年(昭和17年)、沖物産の前身となる沖海運株式会社を設立しました。本社は淡路島の福良港に置かれ、「開神丸」の名を冠した船舶など十数隻を保有。

北海道から九州まで海産物、農産物、木材、石炭、生活物資を運んでいたと記録されています。

戦争による試練と、戦後の再出発

設立直後に戦争が激化し、船舶の多くは国に徴用され、社員も出征しました。終戦時に戻った船は1隻だったと伝えられています。

戦後は復員した社員の技術も活かし、木材調達や製材に取り組み、自ら木造船を建造。、ほぼ何もない状態から事業を再建しました。

1949年(昭和24年)、戦時統制の解除を機に淡路島玉ねぎの集荷・販売へ本格参入。

自社船で東京、名古屋、大阪、九州などへ直送しました。手作業での集荷・船積みを重ね、取扱実績日本一といわれるまでに成長。

当時、弊社のシンボルマークであった「かねえんマーク」も全国に知られ、戦後の発展を支えました。

 

関連会社の設立と事業の広がり

玉ねぎ事業を通じて全国の青果市場との関係が深まり、1952年には現在のクラレイ株式会社の前身である、東和水産株式会社を設立。

九州の冷蔵・水産関連事業へ進出しました。1954年には「沖物産株式会社」へと社名を変更し、食品や地域産品を幅広く扱う会社へ歩み始めました。

冷蔵・製氷事業への挑戦

玉ねぎや水産物の品質を保ち、年間を通じて出荷するため、冷蔵庫を建設し製氷事業にも参入しました。

その後、関連会社や大阪湾工場、福良工場を設け、農産物の冷蔵保管、養殖用餌料の生産・保管、農業団体と連携した玉ねぎの計画出荷など、地域産業を支える基盤を整えていきました。

ここで培った温度管理・保管技術が、現在の事業につながっています。

海運から食品事業へ

高速道路やトラック輸送、フェリー航路の発達など物流環境が変わる中、1970年(昭和45年)に海運事業を終了。

玉ねぎ販売事業も流通構造の変化に伴って役割を終え、冷凍・冷蔵、水産、食品加工、販売へ軸足を移しました。

大阪支店の開設

1977年(昭和52年)、現在の大阪支店につながる商事部門を開設。3名、ちゃぶ台1つ、電話1台、中古自転車1台から出発しました。

輸入エビや冷凍魚を扱い、一軒一軒顧客を開拓。魚介類、冷凍野菜、畜肉へ商材を広げ、現在の商事事業の基礎を築きました。

 食品加工事業の成長

冷凍・冷蔵設備の整備と並行して食品加工にも挑戦し、水産加工品やわかめ加工へ展開しました。

試作と試食販売による改良を重ね、代表商品「わかめ煮」が誕生。2001年にはHACCP対応の食品加工場、さらに2015年には新島食品加工場を建設し、淡路島の農畜水産物を生かした商品やOEM製造を拡大しました。

同年、売上高は100億円を突破しました。

 

現在、そして未来へ

2017年に神戸営業所、2026年には淡路島物流センターを開設しました。現在は多様な事業を通じて国内外の食材とお客様をつないでいます。

商品や物流の形が変わっても、地域の産物を集め、品質を守り、お客様へ届ける役割は変わりません。

時代に合わせて変化し、人と信用を大切にしながら新しい分野へ挑む。沖物産は先人たちの精神を受け継ぎ、これからも食を支え、新たな価値を生み出してまいります。